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カーリースの「コミコミ」に入っていないもの|契約前に確かめたい4つのこと【2026年9月】

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この記事の要点

  1. 「コミコミ」は広告の言葉で、契約書には出てきません。契約書では「含まれるものの一覧」を見ます
  2. タイヤ本体・バッテリー本体は別料金のことがあります。「交換」なのか「工賃」なのか「ローテーション」なのかで意味が違います
  3. リース中の車は自分の持ち物ではないので、その場で直せないことがあります

結論:「コミコミ」という言葉は、契約書には出てきません

「コミコミだから安心」ではなく、契約書の一覧に何が書いてあるかがすべてです。

契約書のほうには「メンテナンスプラン」などの名前で、含まれるものが一覧になっています。

そもそも「コミコミ」とは何か

同じ言葉なのに、指しているものが場面ごとに違います。

もともと整備や修理の世界で「コミコミ」というと、部品代と取り付け工賃を合わせた言い方です。

車を売り買いするときの「コミコミ」は、車両本体の代金と、登録などの諸費用を合わせたものを指すことが多くなります。

カーリースの「コミコミ」は、そこにさらに税金や自賠責保険が加わり、会社によっては車検や点検をオプションで足せる形になっています。

場面「コミコミ」が指すもの
整備・修理部品代+取り付け工賃
車の購入車両代+登録などの諸費用
カーリース上記+税金・自賠責。車検や点検はプランによる

「コミコミ」の一言では、何が入っているか分かりません。

プランには段階があります

同じ会社でも、選んだプランによって含まれるものが変わります。

ある会社ではプラチナ・ゴールド・シルバーの3段階に分かれていて、一番下のシルバーでは次のものが対象外になります。

  • タイヤローテーション・ホイールバランス調整
  • エアコンフィルター交換
  • ワイパーゴム交換
  • ブレーキオイル交換
  • ブレーキパッド交換
  • バッテリー交換工賃
  • ウォッシャー液・クーラント液の補充

出典:カルモくん メンテナンスプラン(2026年9月3日に確認)

月額の安さだけで選ぶと、ここが薄いプランになっていることがあります。

会社の条件これは1社の例です。プランの区分も対象項目も会社によって違い、変更されることもあります。ご自身の契約書で確かめてください。

タイヤとバッテリーは、特に確かめてください

「交換」なのか「工賃」なのか「ローテーション」なのか。この3つは意味が違います。

上の一覧をよく見てください。見落としやすい点が2つあります。

タイヤは「ローテーション」と書かれています。 ローテーションはタイヤの位置を入れ替える作業で、タイヤそのものを買う費用とは別です。溝がなくなって新しいタイヤに換えるお金が含まれるかどうかは、また別の話になります。

バッテリーは「交換工賃」と書かれています。 これは取り付けの手間賃のことで、バッテリー本体の代金は含まれていない読み方になります。

現場で感じている、もうひとつの壁

買った車と同じ感覚では、いかないことがあります。

整備の現場から

リース中の車を点検していて、たとえばタイヤの溝が残り少ないことに気づいたとします。買った車なら「そろそろ換えましょうか」で終わる話です。

ところがリース車は、乗っている方の持ち物ではありません。その場で「では交換しましょう」とならないことがあります。リース会社に連絡して、確認が取れてから、という流れになる場合があるからです。急いでいるときや遠出の前日だと、これは地味に効いてきます。

会社によって進め方は違います。現場で見てきた範囲の話で、すべての会社に当てはまるものではありません。

ただし「損な仕組み」という話ではありません

2年に一度まとまったお金が出ていく、という波がなくなります。

メンテナンスプランには、はっきりした良さがあります。

車検の点検料や法定点検、エンジンオイルの交換が月額に入っていれば、2年に一度まとまったお金が出ていく、という波がなくなります。家計を読みやすくしたい人には、これは大きな利点です。

自分で整備工場を探して見積もりを取る手間も減ります。車のことをよく知らない方にとっては、そこも安心材料になります。

大切なのは、良いか悪いかではなく、自分の契約に何が入っているかを知ったうえで選ぶことです。

返すときのことも、先に聞いておく

どこまでが「普通の使用」かは、会社によって違います。契約前に基準を聞いてください。

もうひとつ、契約前に聞いておきたいことがあります。返却するときの基準です。

リースは最後に車を返します。そのとき、契約で決められた状態と比べて傷やへこみが多いと、原状回復の費用がかかることがあります。

整備の現場から

返却時に精算の話になりやすいと感じているのは、次のようなものです。現場で見てきた範囲の話で、統計ではありません。

気をつけたいもの補足
外装の傷・へこみ普通に使ってできる程度かどうかで判断が分かれる
車内の喫煙においやシートの焦げは対象になることがある
ペットのにおい・毛同上
社外品の取り付け元に戻すよう求められる場合がある

なお、普通に使っていてできる範囲の消耗は対象外とされているのが一般的です。

出典:三菱オートリース メンテナンスサービス(2026年9月3日に確認)

会社の条件どこまでが「普通の使用」かは、会社によって違います。契約前に基準を聞いてください。

事故で修理が必要になった場合は、メンテナンスプランではなく任意保険で対応するのが一般的です。

契約する前に、この4つを確かめてください

申し込む前に、この4つを見るか、聞くだけです。

① 契約書の「メンテナンス」の欄を開く 「コミコミ」ではなく、含まれるものの一覧を探してください。そこに書いていないものは、含まれていません。

② タイヤとバッテリーの書かれ方を見る 「交換」なのか「工賃」なのか「ローテーション」なのか。この3つは意味が違います。

③ 交換したいとき、誰に連絡するのかを聞く 自分で整備工場へ持ち込んでいいのか、先にリース会社へ連絡が要るのか。ここを知っておくと、いざというときに慌てずにすみます。

④ 返すときの基準を聞く 傷・喫煙・ペット・社外品。どこからが対象になるのかを、契約前に聞いてください。

入っていない分は、自分で払います。 その額がどれくらいになるかは、車の維持費は年間いくら?で「決まっている額」と「人によって変わる額」に分けて出しました。

3社(オリコで乗ーる・ニコノリ・MOTAカーリース)の整備の入り方と、返すときの違いは、カーリース3社比較に並べました。

この記事の情報について

整備士としての見立て(記事の中では「整備の現場から」と付けてあります):リース中の車について、その場で交換の判断ができずリース会社への確認が必要になる場合があること。返却時に傷や車内の状態が精算に影響しうること。これは整備の現場で見てきた範囲の話で、すべての会社に当てはまるものではありません。会社や契約によって進め方は違います。

公開情報から引いた部分:メンテナンスプランの段階と対象項目(カルモくん メンテナンスプラン)/原状回復費用・用品購入費・自然退色などが対象外とされていること、事故の修理は任意保険で対応するのが一般的であること(三菱オートリース メンテナンスサービス)。いずれも2026年9月3日に読み直しました。プランの段階も対象項目も、同じ内容でした。

確かめていないこと:各社の最新のプラン内容と料金。プランの区分や対象項目は変更されることがあります。

よくある質問

カーリースの「コミコミ」には何が含まれますか?

会社とプランによって違います。「コミコミ」は契約書に出てくる言葉ではなく、広告で使われる呼び方です。契約書では「メンテナンスプラン」などの名前で、含まれるものが一覧で書かれています。多くの場合、車検の点検料・法定点検・エンジンオイル交換は入っていますが、タイヤやバッテリーの本体は別料金のことがあります。

タイヤの交換費用はカーリースに含まれますか?

含まれないことがあります。プランによっては「タイヤのローテーション(位置の入れ替え)」だけが対象で、タイヤ本体の購入費は別になっている場合があります。契約書の一覧に「タイヤ交換」と書かれているか、「ローテーション」だけかを確かめてください。

リース中の車のタイヤが減ってきたら、自分で交換していいですか?

リース中の車は自分の持ち物ではないため、勝手に交換してよいとは限りません。整備工場に持ち込んでも、その場では交換せず、リース会社に確認してからになることがあります。契約前に「交換したいとき誰に連絡するのか」を聞いておくと、いざというときに慌てずにすみます。

返却するときに追加で請求されることはありますか?

あります。契約で決められた状態より傷やへこみが多い場合、原状回復の費用がかかることがあります。車内の喫煙やペットのにおいも対象になることがあります。どこからが対象になるかは会社によって違うため、契約前に基準を聞いてください。

この記事の金額・条件は2026年9月3日に公式サイトで確認したものです。制度の改定や各社の都合で変わります。お申し込みやお手続きの前に、公式サイトや契約書で最新の内容を必ずご確認ください。