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13年を超えた車、車検を通す?手放す?増える税金は年1万円ほどです【2026年9月】

この記事の要点

  1. 13年を超えて増えるのは軽で年6,500円ほど、普通車(1.5リットル)で年1万円ほど。上がるのは自動車税と重量税の2つだけです
  2. 税金の増加だけを理由に買い替えると、金銭面では元を取りにくくなります。年1万円に対して、買い替えは数十万円です
  3. 判断を分けるのは修理代。相場ではなく、自分の車の見積もりと査定額を車検を通す前に並べてください

結論:増えるのは年1万円ほど。それだけなら乗り続けるほうが安い

決め手になるのは税金ではありません。これから何を直す必要があるか、つまり修理代のほうです。

いくら増えるのか

13年で上がるのは2つだけです。自賠責保険料と検査手数料は、年式では変わりません。

軽自動車の場合

13年未満13年経過差
軽自動車税(1年)7,200円12,900円+5,700円
自動車重量税(2年)6,600円8,200円+1,600円
1年あたりの増加約6,500円

軽自動車税の7,200円は、2015年3月31日までに最初の検査を受けた車の額です。13年を超える車はここに当てはまります。

普通車(1.5リットル・1.5トン以下)の場合

13年未満13年経過差
自動車税(1年)34,500円39,600円+5,100円
自動車重量税(2年)24,600円34,200円+9,600円
1年あたりの増加約9,900円

排気量が大きいほど、自動車税の増え方も大きくなります。

総排気量標準13年超差
1.0リットル以下29,500円33,900円+4,400円
〜1.5リットル34,500円39,600円+5,100円
〜2.0リットル39,500円45,400円+5,900円
〜2.5リットル45,000円51,700円+6,700円
〜3.0リットル51,000円58,600円+7,600円

3リットルの車でも、増えるのは年7,600円です。

登録時期の条件この表の「標準」は2019年9月30日までに初めて登録した車の税額です。それ以降に登録した車は4,000〜5,500円ほど低くなります(13年を超えるのはこれからの話です)。自動車税は都道府県が定めます(この記事は東京都と埼玉県の公表額)。

車種の条件電気自動車は対象外です。ディーゼル車は13年ではなく11年超が対象になります。

18年で、もう一段上がります

重量税は13年で止まりません。18年を超えると、もう一段上がります。

車両重量(2年分)13年経過18年経過
軽自動車8,200円8,800円
〜1.5トン34,200円37,800円

ただし上げ幅は13年のときほど大きくありません。1年あたりにすると、軽で300円、1.5トン以下で1,800円です。

自動車税のほうには、18年での追加はありません。

数え方が2種類あります

「去年は上がらなかったのに」と感じたら、たいていこれです。

ややこしいのですが、同じ「13年」でも、税金の種類によって数え方が違います。

税金いつから13年超の扱いになるか
自動車税毎年4月1日時点で、新規登録から13年を超えているか
自動車重量税初度登録年月から12年10か月たった以後に車検証の交付を受けるか
軽自動車の重量税初度検査年から13年たった年の11月以後に車検証の交付を受けるか

そのため、自動車税だけ先に上がって、重量税は次の車検から、という順番になることがあります。

「去年は上がらなかったのに」と感じたら、たいていこれです。

税金のほかに、気になるもの

ここから先は、車ごとに数字がまったく違います。だから金額は書かず、自分で出すための考え方を置きます。

任意保険は「13年だから上がる」ではありません

年式が13年になったから保険料が上がる、という決まりはありません。

ただし自動車保険には型式別料率クラスという仕組みがあります。車の型式ごとに、実際の保険の実績からリスクを見るもので、毎年見直されます。普通・小型・軽それぞれに分かれています。

つまり、古いから必ず上がるのでもなく、古いから変わらないのでもありません。更新の案内が来たら、その金額を見るしかありません。

自分の車のクラスは、損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索で調べられます。ただし実際の契約に使われるクラスは保険会社ごとに違うことがあるため、確定した額はご自身の保険会社にご確認ください。

なお同機構は、クラスが高いからといって危ない車という意味ではないと説明しています。

燃料代は、買い替え先と比べたときに差になります

税金の差(年約1万円)より、こちらのほうが大きくなります。ただし、それでも買い替えの理由にはなりません。

13年目に急に燃費が悪くなるわけではありません。差が出るのは、次の車と比べたときです。

ガソリンの値段は動くので、まずリットル数で見ます。年に10,000km走る場合です。

燃費年間に使うガソリン
いまの車12km/L約833リットル
買い替え先18km/L約556リットル
差約280リットル

ここに、自分がいつも入れている1リットルの値段を掛けてください。170円なら年約47,000円、180円なら年約50,000円です。

200万円の車に買い替えて年5万円浮くなら、元を取るのに40年かかります。

この表の前提上の表は年10,000km走る場合の一例です。実際の燃費は車種と乗り方で変わります。年間走行距離といまの燃費は、給油のレシートと走行距離計から出せます。

安全装備は、金額に直せません

お金の話ではありませんが、外せない項目です。

13年前の車といまの車では、衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い時の加速抑制など、付いている装備が違うことがあります。

これは金額に直せません。だから、ここは読者ご自身の判断です。誰が乗るかで重みが変わります。

それでも手放したほうがいい場合

判断を分けるのは、税金ではなく修理代です。

車検のときに、こういう見積もりが出ることがあります。

  • 足回りやブレーキまわりの部品交換
  • ゴム類やホース類の交換
  • エアコンやバッテリーなど、まとまった金額になる部品

金額の条件何がいくらかかるかは、車ごとにまったく違います。同じ年式・同じ走行距離でも、乗り方と保管環境で変わります。「13年の車は年◯万円かかる」という数字は、このサイトでは出しません。平均に意味がないためです。

整備の現場から

車検の見積もりを取るときに、こう聞いてみてください。「この先2年で、ほかに何が来そうですか」

いま直すものだけでなく、次に来るものまで聞く質問です。現場の人はだいたい答えられます。

手放すと決めたあとの出し先は、車はどこに売る?にまとめました。動かない車や車検が切れた車でも、引き取る会社があります。

今日できること:見積もりと査定を、同じ日に並べる

いちばんもったいないのは、車検を通した直後に「やっぱり買い替えよう」となることです。

① 車検の見積もりを取る

まず、次の車検にいくらかかるのかを出してもらいます。ここに法定費用が含まれているかを必ず確認してください。含まれ方の見分け方は車検の法定費用はいくら?にまとめました。

② 今いくらで売れるかを調べる

査定は無料で受けられます。大事なのは、車検を通したあとではなく、通す前に調べることです。車検を通してから売ると、そこにかけたお金の多くは戻ってきません。

③ 2つの数字を並べる

車検の見積もり円
いまの査定額円
次の車が必要な金額円

④ 判断する

  • 車検の見積もりが小さければ → 通したほうが安い(税金の増加は年1万円ほど)
  • 見積もりが大きく、査定額もそれなりに残っているなら → 手放すことも選択肢
  • 見積もりが大きく、査定額もほぼ付かないなら → 急いで決めない。次に何に乗るかを先に決める

税金だけでなく、1年分の全体を見たい方へ。 駐車場代や保険まで含めた出し方は車の維持費は年間いくら?にまとめました。

この記事の情報について

公開情報から引いた部分

2026年9月3日に、金額を1つずつ取り直しました。

確かめていないこと

  • 13年を超えた車の買取相場。車種・年式・走行距離・状態で大きく変わるため、この記事では金額を書いていません
  • 車検で実際にかかる修理代。車ごとに違うため、見積もりで確認してください
  • 自動車税の税額は都道府県が定めます。この記事は東京都と埼玉県の公表額を参照しています
  • 買い替えたときの燃費の差。上の表は考え方を示すための一例で、実際の燃費は車種と乗り方で変わります
  • 任意保険料が実際にいくらになるか。契約に使われる料率クラスは保険会社ごとに違うため、ご自身の保険会社にご確認ください
  • 普通車の重量税の一覧表。国土交通省が一覧の形で出していないため、公式の表と突き合わせられていません。自分の車の額は照会サービスで確かめてください(軽自動車は確認済みです)

よくある質問

13年を超えると税金はいくら増えますか?

軽自動車で年6,500円ほど、1.5リットル以下の普通車で年1万円ほどです。内訳は自動車税(軽自動車税)の重課と、自動車重量税の増額の2つです。自賠責保険料と検査手数料は、年式では変わりません。

13年を超えたら手放したほうがいいですか?

税金の増加だけを理由にするなら、たいてい乗り続けるほうが安く済みます。年1万円の増加に対して、買い替えには数十万円かかるためです。判断を分けるのは税金ではなく、これから何を直す必要があるか(修理代)のほうです。

軽自動車の13年超の税金はいくらですか?

軽自動車税が年12,900円になります。2015年3月31日までに最初の検査を受けた車は7,200円だったので、5,700円増えます。あわせて自動車重量税も2年で6,600円から8,200円になります。

普通車の13年超はいつから始まりますか?

税金の種類によって数え方が違います。自動車税は毎年4月1日時点で新規登録から13年を超えているかどうか、自動車重量税は初度登録年月から12年10か月たった以後に車検証の交付を受けるかどうかで判定されます。

18年を超えるとさらに上がりますか?

自動車重量税がもう一段上がります。2年分で、軽自動車が8,200円から8,800円、車両重量1.5トン以下の普通車が34,200円から37,800円です。1年あたりにすると軽で300円、1.5トン以下で1,800円の増加で、13年のときほど大きくはありません。自動車税には18年での追加はありません。

電気自動車やハイブリッド車も対象ですか?

電気自動車は対象外です。自動車税の重課はガソリン車・LPG車で13年超、ディーゼル車で11年超が対象で、電気自動車・天然ガス自動車・ハイブリッド車などは対象外とされています。ご自身の車が対象かどうかは、お住まいの都道府県のサイトでご確認ください。

この記事の金額・条件は2026年9月3日に公式サイトで確認したものです。制度の改定や各社の都合で変わります。お申し込みやお手続きの前に、公式サイトや契約書で最新の内容を必ずご確認ください。