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車検の法定費用はいくら?軽と普通車の内訳|自賠責・重量税・検査手数料【2026年9月】

この記事の要点

  1. 法定費用は自賠責保険料・自動車重量税・検査手数料の3つ。店選びでは下がりません
  2. 2026年9月時点で、軽が約26,000円、1.5トン以下の普通車が約44,000円。差はほぼ重量税です
  3. 13年で重量税が上がります。普通車の起点は13年ではなく12年10か月です

結論:法定費用は3つ。店選びでは下がりません

見積もりを比べるときに見るべきなのは、ここではなく、この先に足される点検料・代行手数料・部品代のほうです。

中身は3つだけです。

何のお金か
自賠責保険料全員が入る決まりの保険。次の車検までの分をまとめて払う
自動車重量税車の重さで決まる税金。2年分
検査手数料検査を受けるための手数料

金額はこうなります(2年分)。

軽自動車普通車(1.5トン以下)
自賠責保険料17,540円17,650円
自動車重量税6,600円24,600円
検査手数料2,100円2,100円
合計26,240円44,350円

この表の前提重量税はエコカー減税の対象外で、初度登録(軽は初度検査)から13年たっていない場合の金額です。検査手数料は指定整備工場(民間車検場)に頼んだ場合。金額は2026年9月時点のものです。

この3つは、どんなに安い店を探しても下がりません。ただし、検査手数料には例外があります。次の節にまとめました。

検査手数料だけは、車検の受け方で変わります

いちばん安い受け方と高い受け方の差は750円です。金額としては小さい話です。

3つのうち検査手数料だけは、車検をどう受けるかで金額が違います。継続検査(ふつうの車検)だと、こうなります。

受け方軽自動車小型自動車(5ナンバー)普通自動車(3ナンバー)
指定整備工場に頼む2,100円2,100円2,100円
自分で持ち込む2,500円2,500円2,600円
電子申請(OSS)1,850円1,850円1,850円

出典:国土交通省「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在・技術情報管理手数料400円を含む)(2026年9月3日に確認)

指定整備工場は、いわゆる民間車検場です。工場のなかで検査まで終わらせて、書類を出す形になります。ディーラーや大手のチェーン店の多くはここに当たります。上の合計表の2,100円はこれです。

自分で運輸支局や軽自動車検査協会へ持ち込む方法(ユーザー車検)だと、400円から500円高くなります。点検料と代行手数料がかからないので総額は下がりますが、この項目だけは上がります。

「法定費用はどこでも1円も変わらない」と言い切ると正確ではないので、ここに書いておきます。

差が出るのは、ほぼ重量税だけ

軽が安いと言われる理由の大半は、重量税にあります。

軽と普通車で2万円近く違いました。中身を見ると、原因ははっきりしています(検査手数料は指定整備工場の場合)。

軽自動車普通車(1.5トン以下)差
自賠責保険料17,540円17,650円110円
検査手数料2,100円2,100円0円
自動車重量税6,600円24,600円18,000円

自賠責はほぼ同じ、検査手数料は同じです。

重量税は車の重さで段階的に上がります。2年分・自家用・エコカー減税の対象外だと、こうなります。

車両重量13年未満13年経過18年経過
軽自動車6,600円8,200円8,800円
0.5トン以下8,200円11,400円12,600円
〜1トン16,400円22,800円25,200円
〜1.5トン24,600円34,200円37,800円
〜2トン32,800円45,600円50,400円

自分の車の重さは、車検証の「車両重量」の欄に書いてあります。車両総重量ではなく車両重量のほうです。

出典の条件普通車の重量税は、国土交通省が一覧表の形で公開していません(1台ずつ調べる形です)。上の表の普通車の数字は、公式の一覧で裏を取れていません。ご自身の額は次回自動車重量税額照会サービスで確かめてください(軽自動車は軽自動車検査協会の表で確認済みです)。

13年目の車検で、急に高くなる

前回と同じ整備内容でも、13年目の車検だけ高く見えるのはこれが理由です。

1.5トン以下の普通車なら、2年分で24,600円から34,200円へ。9,600円増えます。軽自動車は6,600円から8,200円で、1,600円増です。

いつから「13年経過」になるかは、普通車と軽で数え方が違います。

いつから13年経過の扱いになるか
登録車(普通車・小型車)初度登録年月から12年10か月たった以後に車検証の交付を受けるとき
軽自動車初度検査年から13年たった年の11月以後に車検証の交付を受けるとき

(国土交通省「令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方」より)

普通車は「13年」ではなく12年10か月が起点です。13年きっかりだと思っていると、1回早く上がったように感じます。

なんで13年ぴったりじゃないんですか?

車検って、満了日の前に受けますよね。13年で区切ると、13年目の車検を「12年台のうちに」受けた人だけ安くなっちゃうんです。

あー、受ける日でズレるのか。

そうそう。だから2か月ぶん手前に線を引いてあるんですよ。ズルできないように。

2026年11月から、自賠責保険料が上がります

差は910円から1,120円です。日程をずらしてまで避けるほどの額ではありません。

保険期間が2026年11月1日以降に始まる契約から、自賠責保険料が上がります。

24か月契約いまの料率11月1日以降差
自家用乗用自動車17,650円18,560円+910円
軽自動車(検査対象車)17,540円18,660円+1,120円

出典:損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」の届出(2026年9月3日に確認)

地域の条件この額は離島と沖縄県を除く地域のものです。

なお、2025年4月から、車検は有効期間が満了する日の2か月前から受けられるようになりました。それまでは1か月前でした。この期間内なら、早く受けても次回の満了日は前へずれません。

11月より前に車検を受けたら値上げ前の料金になるのか、値上げの理由、25か月契約の額は、自賠責保険料、2026年11月から値上げにまとめました。

ただし、法定費用が安い=車検が安い、ではありません

車検代の差は、ほとんど法定費用以外の部分で生まれます。

見積もりに並ぶ項目は、だいたいこう分かれます。

店を選んでも下がらない店によって変わる
自賠責保険料24か月点検などの点検料
自動車重量税検査代行手数料
検査手数料(受け方で最大750円の差)部品交換代・工賃

自分で持ち込む方法(ユーザー車検)なら、点検料と代行手数料はかかりません。ただし検査手数料のほうは上がります(普通自動車で2,600円、小型自動車と軽自動車で2,500円)。

整備の現場から

部品交換代は、車の状態次第でいくらでも変わります。ここは事前の見積もりでは読み切れない部分です。

カーリースを検討している方は、この「変わらない部分」と「変わる部分」が月額に入っているかどうかを見てください。含まれ方は会社とプランでかなり違います。詳しくはカーリースの「コミコミ」に入っていないものにまとめました。

今日できること:車検証を1枚出すだけ

自分の車の法定費用は、車検証を見れば大体わかります。

① 車両重量を見る

「車両重量」の欄の数字を、上の重量税の表と照らします。車両総重量(人が乗った状態の重さ)ではないので注意してください。

② 初度登録年月を見る

普通車なら、そこから12年10か月。軽なら初度検査年から13年たった年の11月。それを過ぎていれば、重量税が上がる側です。

③ 正確な金額は公式で調べる

エコカー減税の対象かどうかまで含めた正確な額は、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスで調べられます。車検証の車台番号などを入れると、次の車検で納める重量税が表示されます。

④ 見積もりは「法定費用を抜いた金額」で比べる

2社から見積もりを取ったら、まず法定費用を引きます。残った金額どうしを比べれば、本当の差が見えます。

車検以外も含めた1年分を知りたい方へ。 税金・保険・ガソリンまで入れた出し方は車の維持費は年間いくら?にまとめました。

この記事の情報について

公開情報から引いた部分

2026年9月3日に、金額を1つずつ取り直しました。 どこで確かめたかを分けて書きます。

確かめていないこと

  • 車検を早めに受けた場合に、自賠責保険を値上げ前の料率で契約できるかどうか。省令が決めているのは保険期間の終わりの日の上限で、始まる日の決め方は書かれていませんでした(詳しくは自賠責保険料、2026年11月から値上げ)
  • エコカー減税の対象になるかどうかの個別判定。車種と年式によって変わるため、上記の照会サービスでご確認ください
  • 普通車の重量税の一覧表。国土交通省が一覧の形で出していないため、公式の表と突き合わせられていません。自分の車の額は照会サービスで確かめてください(軽自動車は軽自動車検査協会の表で確認済みです)

よくある質問

車検の法定費用とは何ですか?

自賠責保険料・自動車重量税・検査手数料の3つです。このうち自賠責保険料と自動車重量税は、どのお店に頼んでも金額が変わりません。検査手数料だけは、車検の受け方(指定整備工場に頼む・自分で持ち込む・電子申請)によって1,850円から2,600円まで変わります。お店ごとに差が出るのは、この3つ以外の「点検料」「代行手数料」「部品交換代」のほうです。

軽自動車と普通車で、法定費用はどれくらい違いますか?

2026年9月時点で、軽自動車は約26,000円、車両重量1.5トン以下の普通車は約44,000円です。差の大部分は自動車重量税で、軽が6,600円、1.5トン以下の普通車が24,600円と4倍近く開きます(いずれも2年分・エコカー減税の対象外・初度登録から13年未満の場合)。

13年を超えると車検代が上がるというのは本当ですか?

本当です。自動車重量税だけが上がります。車両重量1.5トン以下の普通車は2年分で24,600円から34,200円へ、9,600円増えます。軽自動車は6,600円から8,200円へ、1,600円増えます。18年を超えるとさらに上がります。

2026年11月から自賠責保険料が上がると聞きました。いくらですか?

保険期間が2026年11月1日以降に始まる契約から、24か月で自家用乗用自動車が17,650円から18,560円へ910円、軽自動車が17,540円から18,660円へ1,120円上がります。11月より前に車検を受けた場合の考え方や値上げの理由は、くるみちの「自賠責保険料、2026年11月から値上げ」の記事にまとめています。

自分の車の重量税を正確に知る方法はありますか?

国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で調べられます。車検証にある車台番号などを入れると、次の車検で納める重量税額が表示されます。エコカー減税や13年・18年の判定も含めた金額が出ます。

検査手数料は車検の受け方で変わりますか?

変わります。継続検査(ふつうの車検)の場合、指定整備工場に頼むと2,100円、自分で運輸支局や軽自動車検査協会へ持ち込むと普通自動車で2,600円・小型自動車と軽自動車で2,500円、電子申請(OSS)を使うと1,850円です。令和8年4月1日現在の金額で、技術情報管理手数料400円を含みます。

この記事の金額・条件は2026年9月3日に公式サイトで確認したものです。制度の改定や各社の都合で変わります。お申し込みやお手続きの前に、公式サイトや契約書で最新の内容を必ずご確認ください。