カーリースの走行距離、何kmを選べばいい?車検証1枚で計算できます【2026年9月】

この記事の要点
- 自分の走行距離は車検証の備考欄で分かります。走行距離計表示値 − 旧走行距離計表示値 = 2年間で走った距離、それを24で割るだけです
- 実際より短いプランを選ぶのが、いちばん損をします。毎月安くなったぶんを、最後にまとめて払うことになります
- 今の数字ではなく、これから数年の平均で考えてください。契約は数年から10年近く続きます
結論:車検証の備考欄を見れば、計算できます
「自分が年間どれくらい走っているか」は、車検証1枚で計算できます。
車検証の備考欄には、今回の車検のときの走行距離と、前回の車検のときの走行距離が並んで書かれています。この2つを引き算するだけです。
手順:3つの数字を出すだけ
備考欄を開く → 引き算する → 24で割る。それだけです。
① 車検証の備考欄を開く
備考欄に、こんな2行があります。
| 書かれている名前 | 意味 |
|---|---|
| 走行距離計表示値 | 今回の車検のときの距離 |
| 旧走行距離計表示値 | 前回の車検のときの距離 |
1枚の紙の中で、2年分の走行距離が分かるようになっています。
車検証の条件2023年1月から車検証はICカードに切り替わりました。カードの場合は、一緒に渡される「自動車検査証記録事項」という書面に記載されています。
② 引き算する
たとえばこうなっていたとします。
- 走行距離計表示値:47,200km
- 旧走行距離計表示値:28,000km
差は 19,200km。これが2年間で走った距離です。
③ 24で割る
車種の条件乗用車の車検は2年ごとなので24で割ります。新車から最初の車検までは3年なので、そのときは36で割ってください。
19,200 ÷ 24 = 月あたり800km
これが、あなたの実際の走りかたです。
車検証が手元にない場合
車検証ほど正確ではありませんが、まったく分からないまま契約するよりは安全です。
- 点検整備記録簿(車についている整備の記録)に、点検ごとの走行距離が書かれています
- 今のメーターの数字と、車を買ったときの数字・年月から計算する
なぜ、ここを間違えると損をするのか
毎月少し安くなったぶんを、最後にまとめて払うことになります。
カーリースの走行距離プランは、短いほど月額が下がります。
だから安くしたくて、短いプランを選びたくなります。ところが超えた場合は、契約が終わるときに超えた分の追加料金を払うのが一般的です。
つまりこうなります。
| 選び方 | 毎月 | 契約終了時 |
|---|---|---|
| 実際より短いプラン | 少し安い | まとめて精算される |
| 実際に合ったプラン | 適正 | 追加なし |
| 実際より長いプラン | 少し高い | 追加なし |
会社の条件超過したときの単価(1kmあたりいくら)も、上限の刻みかたも、会社によって違います。契約前に必ず確認してください。
数字が出たあとの考えかた
今の数字ではなく、これから数年の平均で考えるのが安全です。
月あたりの数字が出たら、そのままぴったりのプランを選べばいいかというと、そうとも限りません。
これから増えそうな要素を足して考えてください。
- 通勤先が変わる予定がある
- 子どもの送り迎えが始まる
- 帰省や旅行の回数が増えそう
- 家族が運転するようになる
逆に、減りそうな要素もあります。
- 在宅勤務が増える
- 電車通勤に変わる
- 子どもが独立する
契約は数年から長ければ10年近く続きます。今の数字ではなく、これから数年の平均で考えるのが安全です。
契約年数の選びかたそのものに不安がある方は、カーリースが「やめたほうがいい」と言われる3つの理由もあわせてご覧ください。
リース中に距離が足りなくなったら
「あとで変えればいい」と考えないでください。変更できないと明記している会社があります。
これは知っておいたほうがいい話です。
契約の途中で「このままだと上限を超えそうだ」と気づいた場合、会社によっては契約の変更に応じてもらえることがあります。ただし、できるかどうかも、条件も会社によって違います。
気づいた時点で早めに相談したほうが、選べる手は多くなります。黙って走り続けて、契約終了時に精算額を見て驚く、というのが一番つらいパターンです。
会社の条件リース期間中は走行距離もメンテナンスプランも変更できないと明記している会社があります(オリコで乗ーるのFAQ・2026年9月6日に確認)。できるかどうかは会社によって違います。
各社の距離の決まり(制限のないプラン・返すときの基準・超えたときの扱い)は、カーリース3社比較に並べています。
なお、走行距離とは別に返却時の車の状態も精算に影響します。そちらはカーリースの「コミコミ」に入っていないものにまとめました。
この記事の情報について
公開情報から引いた部分:車検証に「走行距離計表示値」と「旧走行距離計表示値」が記載されること(国土交通省 北海道運輸局)/2023年1月から車検証がICカードに切り替わったこと。2026年9月3日に読み直しました。記載は同じでした。
確かめていないこと:各社の走行距離プランの区分、超過したときの単価、契約途中で変更できるかどうか。これらは会社と契約によって違います。
よくある質問
自分の年間走行距離はどうやって調べますか?
車検証の備考欄に「走行距離計表示値」と「旧走行距離計表示値」が並んで書かれています。この2つの差が、前回の車検から今回の車検までに走った距離です。乗用車の車検は2年ごとなので、その差を24で割れば月あたりの走行距離になります。
走行距離の上限を超えるとどうなりますか?
契約が終わるときに、超えた分の追加料金を払うのが一般的です。1kmあたりいくら、という形で決められていることが多く、単価も上限の設定も会社によって違います。契約前に確認してください。
走行距離プランは短いほうが得ですか?
短いほど月額は下がりますが、超えれば最後に精算されます。毎月少し安くなったぶんを、契約終了時にまとめて払うことになるため、実際より短いプランを選ぶのが一番損をしやすいパターンです。
車検証を見ても走行距離が書かれていません。
2023年1月から車検証はICカードに切り替わりました。この場合、走行距離は一緒に渡される「自動車検査証記録事項」という書面に記載されています。手元にない場合は、車のメーターの数字と、点検整備記録簿に残っている前回の数字でも計算できます。
この記事の金額・条件は2026年9月3日に公式サイトで確認したものです。制度の改定や各社の都合で変わります。お申し込みやお手続きの前に、公式サイトや契約書で最新の内容を必ずご確認ください。



